ピオニール・プラハ
チェコ製のアンティーク・トイカメラ=ピオニールで古い街並がのこるプラハを撮る。
ピオニール II ピオニール II
 

ピオニールは謎に包まれたカメラだ。はっきりとした出自がわからない。発売されたのは1948年あたりだが、誰がどのような経緯で生産したかは不明だ。
ベークライト製で1型と2型の二つのヴァージョンが存在する。ピオニール I 型のボディには"DUFA"と"FIT II"という名前がエンボスで刻まれている。カメラフィットという会社がプラハに存在したようで、この会社が"FIT"と"FIT II" というベークライトカメラを世に出した。一方、DUFAというカメラメーカーは歴史に名前を残していない。
FITはフランスの6X9ベークライトカメラ"PHOTAX Blinde"のデザインをそのままコピーしたような製品だ。フィルム面のアッタチメントで6X9を6X6に仕様に変えている。
FITがリファインされFIT IIになり、このFIT IIと同じベークライトボディをもつ"Pionyr" が発売された。カメラフィット社がFITからPionyrとモデルチェンジしたのか、あるいはまったく別の会社がFIT IIと同じベークライトの型を使ってPionyrをだしたのか、はっきりしたことはわからないが、わたしは後者だと思う。
その後Pionyrは、レンズのヘリコイドに4点ゾーンフォーカス方式のクリッキングを刻み、それにともないの 金属の目測表示プレート設け、 そしてシンクロターミナルを備えた"Pionyr II"に進化する。この目測表示プレートにはプラハのカメラメーカーDruopta社のロゴマークが記されている。
DUFAがDruopta社の前身との考え方もしたが、この考え方はスロバキアのコレクターに否定された。 わたしは、いまは、ベークライトのメーカーではないかと想像している。
Pionyr IIは、1950年代の半ばまで、あるいはそれ以降も、生産が続いた。

ピオニールの系譜
PHOTAX Blinde(1938, France) - FIT(1947-8?) - FIT II(1948?) - Pionyr (1948) - Pionyr II(1950)

 

 

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