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命の川(オリジナルの3分の1の部分)、1969-70年。
スタニスラフ・リベンスキー&ヤロスラヴァ・ブリフトヴァ

1970年大阪万博のチェコスロバキア館に展示された作品。オリジナルは、高さ4m長さ22mの巨大な作品。「プラハの春」の民主化運動がソ連軍(ワルシャワ条約機構軍)の侵攻により弾圧された直後という時代背景で、作品のテーマは「非暴力の世界」だった。
そのテーマが当時の共産党政権の怒りをかい、リベンスキー&ブリフトヴァは数年間の出国停止処分をくらい、展覧会を長く禁止された。
さらに万博が終わると、作品自体までも断罪するかのように三つに分解され、売却処分されてしまった。川の流れのように命を謳うとともに閉塞した社会を批判するという作品のテーマは消えた。その後、人々の記憶からも消えたのだろう、三つの部分それぞれはいずれも行方不明になった。 大阪万博から30年近く経った1999年、TV局のディレクターと作家のエージェントが某企業のサロンに中央部分が展示されているのを突き止めた。残りの部分は依然行方不明。

亡くなる2年前の2000年、リベンスキーにこの写真を見せた。しばらく凝視したあと「これはもう私たちの作品ではないな・・・。」と自分自身を納得させるように呟いた。

先月閉幕した愛・地球博でいろいろなものがオークションにかけられているのを見ていたら、隔世の感とともに、この写真をリベンスキーに見せたときの表情を思い出した。

   
       


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